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・女性向け二次創作サイト・「フルメタル・パニック!」宗介×かなめを取り扱っております・二次創作物、ノーマルカップリングの苦手な方、15才未満の方、荒らしさんはご遠慮下さい
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以下、反転してご覧下さい。






 話に出たから、ほんのついでに過去の出来事を告白したのは、いつまでも彼女に黙っておくのは良くないと考えたからだ。
 彼女には隠し事をしたくない。
 それに、今ではもう、彼女とは深い仲になっていることだし、今さらあの話をしても何の問題もない。
 そう思ったのだが、かなめの反応は宗介の予想を超えていた…。

「エッチ!」
「だから疾しい気持ちからではなかったと…」
「スケベ!!」
「だいたい、今さら、そんなことで……」
「ヘンタイ!!!」
「……………………いくらなんでも、それは酷いではないのか?」
 最愛の恋人から向けられる言葉としては、かなり痛い。狸の置物のごとき朴念仁と思われていた宗介も、最近、そういう感受性は身に着けてきたところだ。
 それだけに、この言われ様はショックだった。
「俺は君を心配して、そんな真似をしたんだぞ?」
「心配なら何しても良いと思ってるワケ!?」
「そんなことは思っていない。それに何もしていない」
「何も!?気ぃ失ってるハダカのあたしに、すりすりしたんでしょ!?」
「すりすり……」
 宗介は斜め上を見ながら記憶を辿った。
「いや…。それはしていない。したものか悩んだのだが、その前に君があたたかくなって来たのでしなかった」
 かなめが耳まで赤くなる。
「しようとしたってことでしょ?」
「考慮はした」
「あったかくならなかったら?」
「その場合…おそらく、しただろう。せざるを得なかったと思う」
 首まで真っ赤にして、かなめは宗介を睨んだ。
「……やっぱりヘンタイじゃない!」
「何もしていないのにか?」
「しようとしただけで充分よ!」
「俺は…君をあたためただけだ。……それだけなのに何故そこまで言われなくてはならん?」
 当時の心配の程と忍耐力をまったく考慮されずに責められるのはさすがに不本意で、宗介はややムッと言った。
「あんたねぇ……意識のない裸の女の子の身体を好き勝手しといて、よく言えるわねぇー!?
 かなめはかなめで、乙女の複雑な心境も羞恥心もまったく解しようとしない宗介の無神経ぶりに、すっかり頭に来ていた。
「俺は好き勝手などしていない!」
「わっかるもんですか!」
「断じてっ…していない!」
 たまたま、偶然、まったくの事故で触れてしまった部分があっても、それは本当に事故なので好き勝手した訳ではない。
 そう言い切る自信はあるが、そう口に出せないどこか後ろめたい気持ちもあるので、宗介の言葉には妙な間があった。
 耳ざとく、それに気付いたかなめは、形の良い眉を吊り上げた。
「ほーら、あやしい!」
「…違うと言っている!」
「見損なったわ」
「……違う。俺は何もしていない」
「じゃあ、証明出来るっての?」
「良いだろう」
 売り言葉に買い言葉。
 何故だが、二人してあの日のそのシーンを再現することになってしまった。

 ソースケにも困ったもんだわ。
 シャワーを浴びながらさっきのやりとりを思い返して、かなめは苛々と息を吐いた。
 彼とそういう仲になってだいぶ経つが、宗介の唐変木ぶりは変わらない。
 もう身体を重ねてあれこれするようになっているからって、そうなる前の出来事が恥ずかしく無い訳じゃないのに……。むしろ、だからこそ恥ずかしくて堪らなかったのに!
 そういうことを汲み取ってくれず、照れ隠しに言ったことを真に受けてまともに言い返されたら、こっちだって引っ込みがつかない。
 自分の意地の張りようを棚に上げて、かなめはシャワー止めるとノズルを乱暴に壁に戻した。
「いいわよ」
 浴室の外に向かって準備が出来た旨告げると、外で待機していた宗介がドアを開けた。
 ドアを開けて見えたのは、白い肌に水滴を纏わせた素裸のかなめで、予想していたことなのに宗介は一瞬息を呑んだ。
 そういう仲になって久しいから彼女の裸が物珍しい訳ではないが、幾度見ていても彼女の身体は宗介をざわめかせる。
 ツンと形良く盛り上がった豊かな二つのふくらみに、その頂の淡い彩り。きゅっと引き締まった細いウェストから緩やかに張り出した腰に、そこからしなやかな脚へと伸びる曲線。身体の中央に位置する小さなへそに、その下の密やかな茂み。
 それだけでも充分なのに、濡れた黒髪が水滴を弾く白い肌に張り付いている様はなにより艶めかしく、宗介は乱れそうになった息を隠すのに苦労した。
「……何よ?」
 ドアを開けたまま突っ立っている宗介を、かなめは訝しげに見つめた。
「………あの時は、君は倒れていたし、シャワーも出っぱなしだった」
 君の裸に見惚れていた、と言ってしまったら、こんなことをしている当初の目的が達せられない。
 冷静な口調で当時との違いを指摘すると、かなめはキッと宗介を睨んだ。
「そこまで再現しろって?」
 そんな格好で睨まれると色香の方が際だつ。
「いや…。そこまでする必要はない」
 宗介は用意してあったバスタオルを広げて、かなめの身体をくるみ、軽く髪や身体を拭ってやりながら、顔を顰めた。
「…………身体が冷たいぞ」
「当ったり前よ。だって、身体が冷えてたからあっためようとしたんでしょ?」
 わざわざ身体が冷え切るまで冷水シャワーを浴びていたというかなめに、宗介は深いため息を吐いた。
「……そこまでやる必要があるのか?」
 ぷいっとそっぽを向いた意地っ張りな彼女に思い切りキスしたくなった衝動を抑え込み、宗介は両腕にバスタオルでくるみ込んだ彼女を抱え上げ、かなめの部屋へと運ぶ。
 既に上掛けを捲って準備してあるベッドを見て、かなめは彼の腕の中から宗介を見上げて口を尖らせた。
「ずいぶん用意が良いじゃない?あの時もこうしたわけ?」
「いや。あの時は取りあえずソファに運んだ。ソファが濡れると君が怒ると思って省略したのだが…。それも再現した方が良かったか?」
 答えながら、宗介はかなめをベッドに下ろし改めて彼女を拭う。
「別に…そこまでしなくてもいいわよ」
 宗介の大きな手で丁寧に濡れた身体を拭われながら、身体の奥に生まれた甘い感覚にかなめはこっそり眉をひそめた。
 かなめに触れる宗介の手は、不器用なくせに優しい――。いつも抱くときに愛撫するのと同じ触れ方だった。
 宗介はかなめをベッドに横たえ上掛けをかけると、少し湿り気を帯びた衣服を脱ぎ捨て彼女の隣に滑り込み、あの日と同じように、彼女の身体に腕を回した。
 下着は脱がなかったのね。と思いながらかなめは、壊れ物を扱うようにそうっと、だけどしっかりと身体に回された彼の腕に目を閉じた。
 冷えた身体に、彼の体温がゆっくり染みてゆくのが心地好い……。
 一方、宗介は、どんどん腕に力が入っていきそうになるのを、歯を食いしばって耐えていた。
 いつも抱くときと違うひんやりした彼女の身体が切なくて、もっときつく抱き締め体中を撫でさすりたくて仕方がない。
 あの時は知らなかった――。
 今、腕の中にあるこの柔らかな身体が、熱を取り戻してあたたかくなるだけでなく、それを通り越して、とろけるほど熱くなることを。
 とろけた熱で彼女の匂いがいっそう甘く香ることを。
 彼を抱き締める、彼女の身体の深奥の熱も滴りも。
 ――何もかも知らなかった。
 知ってしまった今、あの時の再現など無理で無茶だったことを思い知る。
 宗介は彼の腕を枕にうとうと微睡みかけているかなめの耳元で彼女の名を呼んだ。
「すまん。証明するのは三時間後にさせてくれ」
 うっすら目を開いた彼女に告げると、意味を測りかねてかなめは目を大きく開く。
「何?それどういう…って、ソースケ!??」
 かなめが全部言い切る前に、宗介がぐっと体重を掛けてくる。
「……ちょっ!」
 体勢が変わって、のし掛かってきた彼の身体の変化に気付き、かなめは頬を染める。
「バカー!!」
 叫んだかなめの声は、途中で重なった宗介の唇の中へ消えた。

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               ※この項、削除済み
                            (検閲担当:ウルズ7)












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 三時間後――。
「このっ…ヘンタイ」
 緩やかに回された宗介の腕の中で、かなめがぐったりと言った。
「どこがだ?」
 応える宗介は、むっつり顔に満足げな幸せそうな色を浮かべている。
「変態的行為は一切行っていないぞ?ごくごく一般的な手順で口と手を駆使して胸と陰部を愛撫し、君を二回イかせてからコンドームを使用して正常位で挿入。それを三回繰り返しただけだ」
 セクハラ発言オンパレードの宗介をかなめはハリセンではたき倒してやりたかったが、怠くて腕も上がらない。
「このっ……ケダモノっ」
 三時間、休みなしでヤリ続けたのだ。これは否定できまい。
 そうしたら、宗介は
「うむ。男だからな」
 とあっさり深く頷いた。
「開き直ってんじゃねーわよ!可愛くないわねー!」
 かなめは腕を突っ張って渾身の力で宗介の顎を押した。
「……仕方ないだろう。君が裸を見せつけたりするからだぞ」
 ぐいぐい顎を押されて仰け反りながらも、宗介はかなめの身体にしっかり腕を回したまま反論した。
「見せつけてないわよ!あの日のとおりにやってみるって、そういう話だったでしょ!?」
「それはそうなのだが…。あの時は君が倒れていたので本当に心配だったのだが、今日の君は至って健康体だ。同じ気持ちにはなれなかった」
「んなの最初っから分かってたでしょーが!…まー、これで、あん時のあんたの行動がヘンじゃなかったってことは証明出来なかったわねー。やっぱヘンタイよ、ヘンタイ!」
 勝ち誇って追い打ちを掛けるかなめに、宗介は暫しの沈黙の後、重々しく口を開いた。
「…………考えたのだが。あの頃の俺は、やはり変だったようだ」
「ほっほー!やっと認めたわね!」
 かなめは益々勝ち誇った。
「うむ。肌も露わな好きな女性を抱いていながら、何もしなかったとは信じられん」
「…………………………」
 かなめが沈黙した。
「あんな――ただ抱き締めてあたためて、それだけで君を離せたとは信じられん。キスすらしなかったんだぞ?君の気持ちを知らなかったとはいえおかしいだろう。好きな女性が腕の中にいたのだぞ?男として変だ」
「あんたがヘンなのは…」
 宗介の腕の中で顔を赤らめながらかなめが言った。
「あんたがヘンなのは、昔も今も変わらないわよ!」
「……顔が赤いぞ?」
「うるさい!」
 怒ったのかと問う宗介にかなめは彼女を抱き締める堅い腕に顔を伏せた。
 『好きな女性』――さらっと言ってくれちゃって!
 あの時、ソースケがそんなふうに想ってたなんで知らない。
 胸がドキドキする。今さら。
 悔しくて悔しくて、かなめは三時間前に宗介がしたのと逆に、くるっと身体を回して宗介に体重を掛けた。
「――千鳥?」
 身体の上にうつ伏せに乗ってきたかなめの背を抱きながら、宗介は戸惑った。
 かなめは腕を開いて宗介に抱きつく格好になっているので、彼の胸板で彼女の豊かで柔らかなふくらみが潰れている。ふわふわ柔らかいふくらみの頂でぷりっと硬い部分の場所もはっきり感じる。脚も絡ませてきて、トドメのように甘えるように胸に頬ずりされてキスされた。
 途端に早くなった宗介の鼓動を直接感じて、かなめはこっそり笑った。宗介の鋼のように固い身体は既に熱を持ち始めて、脚の付け根にも隆起始めた熱を感じる。
 彼を煽るのなんて、こんなに簡単。
「あたし眠るから」
「なんだと?」
「起きるまでこのままの格好でいて」
「……なんだと?」
「どこか触ったり、キスしたり、そういうの禁止」
「…………なんだと?」
「起こすのも、もちろんダメ。いいわね?」
「………………千鳥」
「何よ?昔のあんたに出来たことでしょ?守れなかったら、もうあたしの身体に触らせないからね」
「……………………千鳥!」
「じゃ、おやすみ」
 かなめは宗介の胸で目を閉じた。
 あの頃宗介の気持ちを知っても、きっと自分は上手く彼に応えられなかった。そうしたら、今、宗介とこんなふうにしていなかったかもしれない。
 だから、知らなくて多分良かったのだ。
 でも、あの頃のソースケの気持ちを知って、今さら、こんなに嬉しいなんて……。
 自分でも馬鹿みたいだと思う。――すごく宗介が好きみたいで悔しい。
 だから、ちょっとだけ仕返ししてやる。
「千鳥。俺が悪かった。頼む。起きてくれ」
 三時間に及ぶ行為に疲れ果てていたかなめは、あたたかくて広い胸の上で、愛しい人の情けない声を子守歌に眠りに就いた。



コメント:拙文「Wristlet key (立ち入り禁止区画)」のその後、もし宗介が千鳥にしたことがバレたら、という設定で「Inter-Mission」さまの管理人みちさまが書いて下さいました!ありがとうございます!!
     いや前フリ無しで充分以上に素晴らしいです!!むしろ拙文と入れ替えておきたい勢いで!!独り占めしてると勿体ないので、お願いしてUPさせていただきました。本当にありがとうございます!!
  なおこれらの作品は「Inter-Mission」さまでも展示を開始されました。素敵宗かな作品がいっぱいです。
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